共働きのご家庭では学童保育を利用しているところも多いでしょう。
しかし小学4年生になると学童保育へは入れない、入れたとしても子どもが拒絶する、そうなった場合はお留守番をしてもらうしかありません。
特に夏休みや冬休みなど長期のお休みの場合は、とても悩ましい問題ですよね。
そこでこの記事では、小学4年生でも安全にお留守番をさせる方法やお留守番以外でも楽しく夏休みを過ごす方法を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
小学4年生お留守番デビュー!夏休みを安全にお留守番させる6つの方法とは?
今まで利用していた学童保育がなくなり、小学4年生ではじめてお留守番を経験するお子さんも多いのではないでしょうか?
はじめてのお留守番はお子さんはもちろんのこと、保護者の方もちゃんとできるのだろうかと、不安で仕方ありませんよね。
そこでここからは、夏休みにお留守番するときの注意点や安全対策についてまとめました。
では早速、見ていきましょう!
①留守番中のお子さんの安全を守るために保護者がリスク管理をする
お留守番をしているとき、どのような危険が潜んでいるか、どのような事態が想定できるかよく考え、事前準備をすることが重要です。
②留守番中は全てのドアや窓を施錠し鍵をかけておく
空き巣はトイレの小窓や高層階のベランダなど、思いもしないところから侵入する可能性も大いにあります。
ですから、家中の戸締りをしっかり確認することを覚えておきましょう。
夏休み中は気温が高く部屋の中も暑いので、エアコンなどの調節も忘れないようにしましょう。
③留守番中は火の元や電化製品の使用について十分に注意する
保護者が留守の際にお子さんがライターやキッチン家電の誤った使用による火災が発生するケースも。
ライターはお子さんの手が届かないところに片付けたり、ガスの元栓を閉めるなど、火の管理にも目を配ってください。
電子レンジなどによる火災も発生する危険性があるので、普段から使用方法や注意事項など教えることをおすすめします。
④留守番中は保護者の連絡先や約束事が書かれた紙を用意する
お子さんが大事な約束事を忘れてしまったり、何かあったときのためにいつでも連絡がつくようにしてください。
「大事なことはここに書いてあるからね」「困ったことがあったら電話してね」と伝えるだけで、お子さんも安心して過ごせますよ。
連絡先や約束事が書かれた紙は、お子さんの目の付くところに貼るようにしましょう!
⑤留守番中の訪問や電話の対応についてルールを決めておく
お留守番をしているお子さんが1番戸惑うこと。それは「電話」や「訪問者」の対応ではないでしょうか?
お子さんの危険に繋がる可能性もあるので、しっかりとした対策が不可欠です。
たとえば、誰かが来てもドアは絶対に開けない、電話であれば転送機能や留守電機能を使って電話に出なくても大丈夫なようにしてあげるなど。
お子さんの不安な気持ちを少しでも取り除く工夫をしましょう。
⑥留守番中は緊急時に備えて救急箱や非常食・飲料水を用意しておく
お留守番中であっても、なにが起こるかわかりません。万が一に備えて、救急箱や非常食、飲み物を用意しておくと良いでしょう。
そして置いている場所を教えたり、緊急時用に書いた紙を貼ったりしてあげてください。
ただし急にしてしまうと、お子さんも不安になってしまうので、日頃から知識として教えるくらいで良いでしょう。
参考サイト:セコム
筆者は昔、空き巣と遭遇しそうになったことがあります。
リビングでTVを観ていたら、庭の方からどんどん近づいてくる足音が。
そして窓を開けそうになった時、「なんだ居るのかよ!」とセリフを吐き捨て、そのまま立ち去っていきました。
TVの音を耳にして中に人がいると察知したのでしょう。
カーテンを閉めていたので、顔は見ていません。
カーテンに影だけが映っていました。
その当時は20代でしたが、それでもガクガク震えるほどの恐怖でした。
あの時、本当にTVを点けていて良かったと思います。
お子さんがお留守番をする時も、ただ静かに過ごすのではなく、生活音を出すようにすると良いかもしれません!
はじめてのお留守番はお子さんにとっても保護者にとっても不安は付き物です。
最初からノープランで任せるのではなく、お留守番のルールを作り、慣れるまで少しずつ様子を見てあげてください。
はやめの準備と練習が大切ですよ!
お留守番が終わったあとはしっかりコミュニケーションをとってあげてくださいね。
スキンシップ、特にハグが効果的です!
そしてお留守番を任せられそうと思った時に、夏休みもスタートした!というかたちに持っていけるよう、親子で協力して乗り越えてくださいね!
小学4年生お留守番デビュー!夏休みのお留守番をする以外の6つの方法
お留守番ができるようになったとしても、毎日させてしまうのは可哀想ですよね。
せっかくの夏休み、やはり楽しく過ごしてほしいと思う方も多いはず。
でも、お留守番をする以外でなにか良い方法はあるでしょうか?
その疑問にお応えすべく、6つの方法を紹介します!
①夏休みの間だけ民間の学童保育を利用する
おなじ学童保育でも、夏休みの期間だけ受け入れてくれるところもあります。
特に民間の学童保育では、夏休み向けの特別なプログラムが用意されていたり、専門講師によるたくさんの習い事を実施しているところもありますよ!
②夏休み限定の習い事をする
子どもの習い事の多くは、短期でも生徒の受け入れを行っています。
なかでも夏休みの自由研究に使える絵画や工作などの教室や、どの小学校の授業にもある水泳は、夏休みだからこそねらい目の習い事です!
③サマーキャンプなど宿泊イベントに参加する
子ども(小学生限定や中学生が含まれている場合もあり)だけが参加する宿泊イベント。
期間が2泊3日くらいと短いものから1週間以上の長いもの。
ジャンルは自然を体験するものやスポーツ、アートやクラフト体験、海外へ行くものまで、たくさんの種類があります。
そしてそのなかからお子さんが興味を持ちそうなイベントがきっと見つかるでしょう。
さまざまな地域から集まりますし、さまざまな年代の友達ができたり知らない土地の話しが聞けたりして、良い刺激がもらえますよ!
④祖父母や親戚の家に預ける
祖父母や親戚が近くに住んでいて、協力してもらえそうなら預けてみましょう。
遠くに住んでいる場合であっても、数日なら面倒を見てもらえる可能性があります。
預けるときは親が付き添うか、迎えに来てもらう方法になるかと思います。
ただし、お子さんによってはひとりで行ってみたいという子もいるかもしれません。
ひとりで行く時には、周りの大人が全力でサポートしてあげてください。
そして経験は自立心や自尊心を育む良いきっかけにもなるでしょう。
飛行機を利用するなら、子どものひとり旅をサポートしてくれるサービスもありますよ!
⑤図書館や児童館などに出かける
図書館や児童館などに出かけるという方法もあります。
図書館や児童館なら自由に利用できますし、閉館まで過ごせます。
ゆっくり本を読んだり、夏休みの宿題をする場所としても有効です。
また、友達を誘って一緒に宿題をしたり、児童館では家でできないような遊び(スポーツなど)をすることもできますよ。
さらに児童館では児童厚生員(子どもたちに遊びを教えたり成長を見守る専門職)というスタッフがいることもメリットといえるでしょう。
⑥保護者がずらして夏休みをとる
もしも保護者が時期をずらして夏休みを取ることができるなら、その分だけお子さんと過ごせる期間は長くなり、負担が減らせます。
特にお子さんと接する機会があまりなかった父親にとっては、親子の仲を深め合える絶好のチャンスとなるでしょう。
そして子育ての大変さを知るいいきっかけにもなるはずです。
夏休みのスケジュールを立てて、紙に書くこともおすすめです!
可視化するとよりイメージがしやすくなりますよ!
筆者は小1から小3まで学童を経験していて退所してからの夏休みは、②~⑤を経験しました。
この時の夏休みの経験は、今でも色濃く思い出されるほど特別なものとなっています。
そしてたくさんの工夫とたくさんの選択肢を与えてくれた両親に感謝しています。
この記事を読んで少しでも参考になったら幸いです。
小学4年生お留守番デビュー!さまざまな方法を知って楽しい夏休みにしよう!
小学4年生のお子さんの夏休みの過ごし方にはさまざまな方法があります。
お子さんがお留守番をしたいのか、そのほかの方法を望んでいるのか、たくさん話し合ってみてください。
そのうえでお子さんの希望に沿うよう、安心安全な環境づくりをしてあげてください。
保護者の安心にも繋がることでしょう。
たくさんの方法を試して、楽しい夏休みを過ごしてくださいね。